猫の必要カロリー早見|体重別RER計算と室内猫の給餌量の考え方

最終更新日:2026-11-05

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猫のRER計算式と体重別早見データ、室内飼育での調整の考え方をまとめます。

注意:RERの計算結果をそのまま当てはめ、置き餌でも1日分を先に量らないと、室内猫の活動量の違いや総量の管理を見落とします。

この記事で分かること
  • 置き餌と定量給餌
  • 多頭飼いの場合

猫も犬と同様に RER=70×(体重kg)^0.75 という式が一般的な出発点として使われます。体重3kgで約160kcal、4kgで約198kcal、5kgで約234kcal、6kgで約268kcalが計算値です。室内猫は活動量が個体差以上に生活環境に左右されるため、式の結果をそのまま当てはめず体重推移で補正します。

置き餌と定量給餌

猫は少量を複数回食べる習性があるとされますが、置き餌でも『1日分を先に量る』ことで総量管理は可能です。自動給餌器を使う場合も、1回量×回数が1日総量に一致しているかを定期的に実測してください。

多頭飼いの場合

食べる量に個体差がある多頭飼いでは、体重が増える個体と減る個体が同時に出ることがあります。食事場所を分ける、マイクロチップ連動給餌器を使うなどの方法があります。体重変化が続く場合は食事量の問題と決めつけず受診を検討してください。

データの掘り下げ:DBの項目をどう読むか

この記事で参照する当サイトのフードDBの範囲は、猫用フードのなど全18件(例:ロイヤルカナン インドア 成猫用、ロイヤルカナン キトン 子猫用、ヒルズ サイエンス・ダイエット アダルト チキン 成猫用、ピュリナ ピュリナ ワン 成猫用 チキン)です。この範囲の公表値を並べると、タンパク質は27~40%、脂質は13~20%、カロリーは360~416kcal/100gと幅があります。同じ対象・同じライフステージと表示されていても栄養設計は製品ごとに異なるため、「対象が合っているか」だけで候補を1つに絞らず、成分値まで見て比べる必要があります。なお、これらの数値はメーカー公表の代表値であり、製品ロットや分析方法の違いにより、表示と実際の含有量がずれる場合があります。最終判断は購入時のパッケージ表示を正としてください。

カロリーの使い方の例として、この範囲の平均カロリー(約388kcal/100g)で計算すると、50g与えれば約194kcalになります。給餌量表のグラム数はこのカロリー密度を前提に作られているため、カロリーの高いフードへグラム数をそのまま引き継ぐと摂取エネルギーが増え、カロリーの低いフードへ引き継ぐと不足します。切り替えや量の見直しのたびに「グラム数」ではなく「kcal」で一度換算し直す習慣が、体重の意図しない増減を防ぐ実務上の要点です。

犬種・猫種DB側では、猫種はアメリカンショートヘア(3.5~6kg)、スコティッシュフォールド(3~6kg)、マンチカン(2.5~4.5kg)、ロシアンブルー(3~5kg)、ノルウェージャンフォレストキャット(4~8kg)などが該当し、体重目安の全体の幅は2.5~9kgに広がります。体重目安は「範囲」で読むのが前提で、範囲の下限に近い個体と上限に近い個体では骨格自体が違います。代表値(理想体重の目安欄)だけを目標に量を決めるのではなく、現在の体重・体型・年齢を起点に、範囲の中のどこにいるかを獣医師の体型評価と合わせて位置づける使い方をしてください。また被毛や性格の一般的傾向は給餌量を直接決める項目ではありませんが、運動量の出方や食欲の傾向を読む補助情報として、給餌記録と並べて参照すると量の調整理由を説明しやすくなります。

猫のRER計算で犬と違うのは、生活環境(完全室内か、活動範囲が広いか)で活動量の個体差が大きく出る点です。計算式自体は犬と同じRER=70×(体重kg)^0.75ですが、係数の置き方は室内猫を前提に低めから始めるのが実務的です。フードDBのカロリー値と組み合わせれば、目標kcalから1日のグラム数と月間消費量まで一貫して計算できます。猫種DBの体重目安は、計算に使う体重がその猫種の範囲から大きく外れていないかの照合に使い、外れている場合は体重そのものを見直すきっかけにします。

ケース別の判断

実行前チェックリスト

よくある質問

Q. 猫のRERは犬と同じ式でよいのですか?

A. 一般的な出発点として同じ式、RER=70×(体重kg)^0.75が使われます。体重3kgで約160kcal、4kgで約198kcal、5kgで約234kcalが計算値です。犬と違うのは係数の置き方で、室内猫は活動量が少ない前提で低めから始め、体重推移で補正します。

Q. 計算値より給餌量表の量が少ないのはなぜですか?

A. 給餌量表はメーカーが製品のカロリー密度と一般的な室内猫の活動量を前提に作っています。計算に使う係数の置き方で結果は変わるため、差が出ること自体は異常ではありません。表を正として始め、体重が動くようなら計算値も参考に調整幅を決めます。

Q. 自動給餌器の設定量は計算値で決められますか?

A. 1回量×回数=1日のグラム数になるよう設定する際の目安にはなります。ただし実際の排出量には誤差があるため、設定後に数回実測して補正してください。総量が合っていても、食べる個体が偏る多頭飼いでは個別管理が必要です。

Q. 体重を減らすとき下限の量はありますか?

A. 急激な減量や極端な制限は猫の体調に影響しうるため、自己判断で大きく削らないでください。目標体重と進め方は獣医師と決め、計算はその範囲内で量を出すために使います。減量中も食欲が落ちた・元気がない等の変化があれば受診します。

Q. 子猫の計算は成猫と同じでよいですか?

A. 成長期は要求量が高く月齢で変化も速いため、成猫前提の係数は使わず、子猫用の給餌量表と成長曲線を優先します。計算式は表の値の桁が大きく外れていないかの検証程度に留めてください。

Q. 飲水量は計算に入れますか?

A. RER・DERはエネルギーの計算で、水分は別に考えます。ドライフード中心の場合は食事からの水分が少ないため、新鮮な水を複数か所に置く環境づくりが基本です。飲水量が急に増減した場合は、食事の調整ではなく受診のきっかけにしてください。

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出典・参考